2014年 7月 19日
株主優待を受け取る為には、権利確定日にその企業現物株を保有しておく必要があります。
だから遅くても権利確定日に買い注文を入れることが前提。
その株を来年までずっと保有するなら別だけど、権利さえ確定すれば後はいつ売却してもOK。
だから権利確定日の翌日にやってくる権利落ち日に売却する、という考え方も当然あります。
1日しか株を保有していないのに株主優待を受け取ることが出来る。
これが良いのか良くないのかは私には分かりませんが、少なくともルールを解釈するとそうなります。
ただし今までの経験から考えると物事はそう簡単ではありません。
そうした単純な考え方で売買をすると、株主優待で得られる僅かな利益を超える損失を出す可能性の方が高い傾向にあります。
それは確かに分かっていることではありますが、2013年12月に現物買いをしたマクドナルドはまさにそのパターンです。
権利確定日に現物買いをして、翌日の権利落ち日に売却、というパターンがどんな結果になったのか。
今回はそのあたりを詳しく書いてみたいと思います。
■マクドナルド株の損益と配当金
マクドナルドは株価2661円の時に100株現物買いを入れたので、27万円くらいを使っています。
コクヨの時と同じように、変に粘ったりしないでダメなときには諦めて損切りを心がけていました。
すると予想に反して株価は上がり…ってなれば良いんですけど、まあなかなかそう上手いこと行きません。
大きくは下げていませんが少し株価が下がったので、そこでもう100株現物売り注文を出しました。
約定は2636円。
差額25円×100株 = 2500円のマイナスで、手数料とかを考えると4000円弱の損失ということになりました。
これくらいで済んで良かったという気持ちも正直なところ結構ありました。
4000円出してマクドナルドの食事券を買うかどうか、と聞かれると多分買いませんけど、株主優待はそういうものではないです。
株主優待が届くまでの楽しみとか、届いた時の「おっ」という気持ちがメインになっているので、さっきも言いましたがこれくらいの損失なら正直OKなんです。
こうした気持ちで居続ける為には、株主優待以外の株式投資で結果を出し続けるしかないと思っています。
だからもっと頑張らないと。
で、配当金もいつの間にかに振り込まれていたので、その金額もついでに載せておくことにします。
セコい損得計算をすると、食事券と配当金の合計が少しだけ損失を上回っている、という感じですが…
まあこれも微々たるものですから、あまり大きな影響はありません。
ちなみに今これを書いている時点でマクドナルドの株価は2800円くらいなので、粘っていれば何とかプラスにはなったみたいです。
でも今回みたいなパターンに毎回なる訳ではないので、リスクを考えると「じっと我慢」はやはりおすすめ出来ません。