株主優待目的だとしても取引で損失を出して良い訳ではない

株式投資で利益を上げる為に適した方法は、「この手法しかない」みたいな感じではありません。

株の世界はそんなに窮屈なものではないです。

むしろ「これしかない手法」という幻を追い求める人が、大抵は手法のみに気を取られて損失を出している。

まあ私が相場の全てを知っている訳ではないので、あまり大きなことは言えませんけど、そんな気がしています。

当然正しいやり方をする必要はありますけど、自分に合ったやり方で相場に取り組めば良いんじゃないかと思います。

世の中には株式投資のスタイルは色々とありますが、様々なスタイルで利益を出すことが出来る。

これは事実だと私は感じています。

例えばデイトレードで利益を出す方もいらっしゃいますし、スイングトレードで利益を出す方もいます。

自分が得意とするやり方を突き詰めて行き、最終的には利益を出すやり方を続けていけば良いはず。

もちろん不確定な株価を相手にしている訳ですから、短いスパンで見れば損失が大きい場合もあるでしょう。

でも、きちんとしたやり方と資金管理をしていれば、ある程度の長いスパンではきちんと利益を出すことが出来ます。


■投資スタイルは好みにより

このように、株式投資のスタイルは人によって様々あって、それぞれのやり方できちんと利益を出すことが可能なんです。

個人的にはデイトレードが最も難しく、センスと我慢を必要とするやり方ではないかと感じています。

が、逆にスイングトレードで株を翌日まで保有することを難しいと感じる方もきっといるはずです。

株を持ち越すと、日本時間の夜にアメリカの株価が大きく変動した場合、翌朝に為す術もなく大損する可能性もありますからね。

私もそのパターンで何度も痛い目にあったことがあるので、そうした考え方はよく分かります。

ただ、そういう心配をすると、アメリカの株価を監視するようになってしまい、なかなか眠れなくなるんです。

まあアメリカの株価をじっと見ていても、自分に出来ることなんて全然ないんですけども。

それでも気になる方は気になるんです。

私もスイングトレードを始めた当初は気になっていましたけど、最近は全然気にならないし、株価を見ることすらしなくなりました。

だからこそスイングトレードを続けられるんです。

私の場合、1日の値動きの中で上手に利益を出すことの方が、株を持ち越すよりもはるかに難しいと思います。

これはもう好みの問題であって、その人の性格に合っているかどうかによって大きく変わる話になります。

■目的は結局同じで

どのようなやり方で利益を目指すのかは人それぞれ違う訳ですけど、株式投資をする際の目的は皆同じ。

株式投資で利益を出すこと、ですよね。

まさか「株式投資で損をしたいから、適当に買ってます」という人はいないはずで、目的は皆同じなんです。

だから、いくら株主優待を楽しむという投資スタイルであっても、それで大損しても良いというのはあり得ません。

まあ株式投資をして大損をした時には、負け惜しみではそういうセリフが出るかも知れませんけど。

それでも、実際にはやはり損しない方が良いに決まってます。

と、かなり長いスペースを割いて、投資スタイルと投資をする目的について書いた訳ですけど、結局は何が言いたいのか。

株主優待を狙っているといっても、その取引で損をして良い訳ではないし、それを損失の理由にしてはいけない。

これを言いたかったんです。

だから何の工夫もしないで権利確定日に買い注文を入れたり、権利落ち日に売ってしまったりするのは、あまりお勧めは出来ません。

もちろんそれで結果的に特をすることがあるかも知れませんが、損失を出す確率の方が大きいですから。

そうした損失を出さない為にも、株主優待を狙っていても、株価の値動きはきっちりと見ることをお勧めします。