さて、前回は株式投資をする場合に、どうしても避けて通ることが出来ない「手数料」を少し考えてみました。
手数料に振り回されてトレードの内容が変わってしまう、という状態では利益を上げることなど出来ない。
これは確かに事実ではあるんですけど、もちろんだからと言って手数料に無頓着で良いはずはありません。
出来るだけ無駄な出費を避けるように検討をする為には、どんな証券会社を選択するかが重要になってきます。
そして、一度検討して証券会社を決めたのなら、その後は手数料の多い少ないで注文の内容を変えない。
そんなメリハリが大事ではないかと思っています。
とは言っても、1000株の注文をしようとして「2000株注文しても手数料は一緒か……」とか思ってしまう。
これはある程度仕方がないことではないかとも思います。
ただ、そう思った時に1000株のまま注文を出すのか、それとも2000株の注文に変えてしまうのか。
この違いは結構大きいかも知れません。
私は幸いというか、一気に多くの株を注文した結果「良かった」と思ったことが少ないので、あまり2000株に変えることはないと思います。
株式投資は急いだら負けなんですよね、何でかはいまだによく分からないんですけど、今までの経験からそれは間違いのない事実です。
と、少し話が逸れましたが、手数料の大まかな相場と証券会社による違いについて今回は考えてみることにしましょう。
■一般的な手数料
私は現在SBI証券を利用していますが、手数料は大体以下のようになっています。
ちなみに以下の手数料は2013年1月現在のもので、色々な条件で安くなったり高くなったりはあります。
なので、実際に株式投資がやりたくなった場合には、自分でその時の手数料を調べることをお勧めします。
……とか、そんなことを書かなくても、ここに書かれている手数料だけを見て証券会社を決めるなんてないですよね。
-現物取引-
10万円まで:145円
20万円まで:194円
50万円まで:285円
50万円まで:450円
100万円まで:511円
150万円まで:611円
3000万円まで:967円
3000万円超:1,021円
-信用取引-
20万円まで:150円
50万円まで:200円
50万円超:378円
■一般的な取引では
基本的には現物取引の方が、信用取引よりも手数料は高めになっています。
株主優待とは全然関係ない銘柄ですが、私がメインで取り扱っているのが、建築関連株の信用取引です。
例えば清水建設の株価は現在300円程度で、最低取引単位は1000株ですから、1000株で30万円程度の注文です。
そうすると、信用取引でかかる手数料は200円で、まあ手数料としてはかなり安い方ではないかと思います。
もちろん買う時だけではなく、返済する時にも手数料がかかるので、1回の取引で400円かかる訳ですね。
私はSBI証券で満足しているので、特に別の証券会社に引っ越すつもりはありません。
だから最初に検討した時以外には、本格的に手数料について調べてはいませんが、恐らく手数料はどこも似たような感じだと思います。
手数料はある程度競争になっている部分もあるので、どこかの証券会社だけが圧倒的に安いとか、そういう状況には絶対にならないはず。
ものは試しということで、次回は他社の手数料を簡単に調べてみることにしましょうか。