2011年 12月末
前回と同じような内容になりますが、2011年の12月は、以下のような企業の株主優待権利を狙いました。
・マクドナルド
・コクヨ
・パイロット
その中で、前回はマクドナルドの株主優待権利をとった状況を書いたので、次はパイロットの権利確定がどうなったのかを書いてみます。
箇条書きで並べた順番だとコクヨなんですけど、ちょっと色々とあってコクヨについては最後にします。
ちょっと勿体ぶった書き方をしましたけど、まあ要するにコクヨでは結構な失敗をしたという事です。
なので、そのあたりについては最後に書くことにして、今回はパイロットの権利取りの状況を詳しく書いていきますね。
■パイロット
私は文房具を見るのも買うのも使うのも好きなので、文房具メーカーの株主優待は出来るだけ取りたいと思っています。
キングジムとかコクヨとかニチバンとかパイロットとか、そういうメーカーは大抵自社製品を株主優待に設定しています。
これは個人的にはとても嬉しいこと。
クオカードを貰っても私はあまり嬉しくないので、やはりその企業の商品を送ってもらえるのは有難いです。
そうした企業の株主優待を貰うと「こんな商品もあるのか」みたいな発見があって楽しいんですよね。
もちろん本当に使いたい文房具は自分で買うんですけど、「自分では買わないけど貰って嬉しい物」が株主優待を狙う際のテーマです。
そういう意味では、文房具メーカーはかなり私の理想に近い企業と言えるのかも知れません。
そんな訳で今回はパイロットを狙いました。
パイロットの株主優待は以下のような内容になってます。
1株~4株:各種ペン詰め合わせ
5株:2+1リッジの株主限定仕様
2+1リッジというのは、シャープペンシルとボールペン2色が1本になってヤツで、まあ分かりやすく書くとシャーボです。
ただ、シャーボというのはパイロットの競合他社であるゼブラの商品名なので、あまり良い例えではないですけど……
株主限定仕様の2+1リッジも魅力的なんですけど、5株だと結構リスクが高いので気が引けますね。
こういう株主優待はもう少し資金が増えたらやることにして、今回は1株だけ買ってペン詰め合わせを狙うことにしました。
パイロットの株価は1株15万円前後なので、必要な金額はそのまま15万円程度ということになります。
1000株とかよりも分かりやすくて良いですね。
現物買い注文を入れたのは、権利確定日よりもかなり前の10月末で、166500円で1株買いました。
ありがちなパターンとしては、そこから少しずつ株価を上げていき、権利確定日にある程度大きく下げるというやつ。
でも、そんな思惑はあくまでも私の都合であって、株価の値動きが同じように動くとは限りません。
その頃のチャートを見るとこんな感じの値動きになってます。
166500円で買ったのに、11月21日には146500円を付けるまで下がります。
しかも、チャートを見て頂ければ分かるように、買い注文を入れた後はひたすら下げるような展開です。
その後少し値を戻しましたけど、結局権利確定日を含み損の状態で迎える事になってしまいました。
これはもう買いを入れた直後から感じていたことですけど、流れ的にもあまり良い感触がありません。
今回はもっと早い段階で損切りが正解でしたね。
そんな訳で、とりあえずパイロットの株主優待権利を取ることは出来ましたが、その代償はこんな感じです。
権利確定日に154800円で売って、マイナス12000円くらい。
株主優待の権利を取るのは確かに楽しいです。
けれど、値動きの流れを読み誤るとすぐにこんな状態に……今回は非常に悪い例になってしまいましたね。