机上の理論には限界がある

前回は少し話が途中みたいな感じになってしまったので、今回はそのまとめということにして……

要するに続きです。

上がると思って買った株の値段が、そのまま下がり続けてしまう状況で、最終的にどのような行動をするのか。

そんな話が主なテーマでした。

ただひたすら上がるのを待つのか、あるいは大きく膨らんだ損失で心が折れてしまい、損失を確定させるのか。

損切りをしないで我慢をしてしまうと、時々ではありますけど、そうした究極の選択をするハメになります。

これはきっと、株式投資をする方であれば、何度も経験してきていることではないかと思います。

当然、私も含めて。

私も昔は同じようなやり方をしていたので、どういう心理が働いて損切りが出来ないのかがよく分かります。

しかもある程度我慢をすれば、大抵の場合は上手くいく。

そうした要因があって、なかなかスパっと損切りが出来ずに、損失を大きく育ててしまうことになる訳です。

どうせなら毎回上手くいって欲しいと思うんですけど、そうならないところが株式投資の難しさと言えるでしょう。

■損切りをしないスタイル

私の場合について書くと、私も昔は基本的に損切りをしない方針で株式投資を行なっていました。

その方が精神的に楽ですし、なによりも自分の手で損失を確定させるという行為に抵抗があったので、自然とそんなやり方に。

私と同じような方は結構いるんじゃないでしょうか。

なので、前回書いた「含み損が膨らんできた時にどうするのか」という問いに、当時の私はこう答えると思います。

「値段が戻るまでずっといつまでも待てば良い」と。

恐ろしいことに、当時の私は本気でそう考えていました。その恐ろしさに気がついていないのがまた怖いです。

当時運営していた株式投資の記録ブログでも、そのような拙い考え方を色々と書いていました。

ブログはあくまでも個人のメディアですから、自分の考え方を書いても問題ないとは思います。

そういう考え方をしたとしても、当時書いた内容は恥ずかしいですね。

記録は記録として貴重な気もしますけど、今は読み返すのに勇気がいるくらいの内容になっています。

ここでそのブログを紹介することはしませんけど、色々な投資ブログを読めば、損切りの重要性は何となく分かるんじゃないかと思います。

大抵の方はそれで痛い目に遭ってますから。

■理屈だけでは難しい

仮に株価が下がったとしても、値段が戻るまでずっと待てば良い、というのは基本的に机上の空論なんです。

そこには理屈だけしかなくて、人間の恐怖とか欲などが計算に入っていないところに問題があります。

実際のところ、ひたすら資金がマイナスになっている状態で我慢をするのにも限界がある、ということです。

その限界を「ずっと待つ」という理論は無視しているので、当然実際には思ったような行動が出来ない事になります。

「コレ以上株価が下がったら追証になる」みたいな、物理的というか資金的な限界も当然あります。

しかしそれよりも絶対早く来るのが精神的な限界で、要するに「もうダメだ」という諦めの境地に達する訳です。

心がへし折れる、という表現でも良いです。

これは私の経験から書くしかないんですけど、精神的な限界点はそれほど深くないような気がします。

資産が一気にゼロ、もしくはマイナスになってしまいそうな恐怖は、日常あまり味わえないものですから、そうそう我慢は出来ません。

もう永遠に買値を上回らないんじゃないか、という恐怖を抱えながら我慢をするのは本当にツライこと。

なので、やっぱりそういう状況になる前の、まだ傷が浅い状態で損切りをするのがベターではないか、と思うわけです。

 

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