信用取引のメリットとは

前回は株式投資が持っている取引形態のうち、「現物取引」がどんな特徴を持っているかについて簡単に説明をしました。

株式投資としてはごく一般的なやり方ですから、あまりデメリットがないというのが特徴じゃないか。

個人的にはそんなことを思っています。

そして現物取引とは少し違うスタイルを持っているのが、今回説明する「信用取引」です。

「株式投資=危険」というイメージを持っている方は多いと思います。

でも、自分で取ることが出来るリスクを管理していけば、という条件が付きますが、株式投資はそれほど危険ではないと思います。

これは、実際に取引をしている私の正直な感想です。

もちろん株の値動きが自分の思惑通りに運ばずに、大きな損失を出したこともたくさんありますけど。

それでも、自分がそのリスクを承知で取引をしているのだから、数ある可能性の中で今回は損失になっただけの話。

それがイヤであれば、何もしなければ良いだけの話ですから、その損失だけを見て「危険です」という気にはなりません。

とは言っても、信用取引でやり方を間違えるとさすがに危険がある、という意見には同意します。

大抵の場合、株で大きな損失を出してしまい、借金を背負う羽目になる方の大半は信用取引をしているはずですから。

ということで……

株主優待を楽しみたい方にはあまり縁がないかも知れませんが、ここではそんな信用取引の特徴について書いてみます。


■信用取引のメリット

信用取引は、基本的に証券会社から資金又は株券を借りて取引を行う、というのがまずは大きなポイントです。

ここが現物取引と決定的に違う部分なので、まずはここをしっかりと押さえておきましょう。

このポイントこそが信用取引のメリットの元であり、同じくデメリットの元になる訳ですから。

借りるのが資金であっても株券であっても意味は同じです。

証券会社から金銭的な価値の高いものを借りる訳ですから、担保を相手に渡す必要があります。

担保といっても土地とか連帯保証人が必要な訳ではなく、単純にお金を証券会社の口座に入金しておくだけでOKです。

その資金を担保として、最大で入金した資金の3倍程度まで取引をすることが出来る、というのが信用取引の大きなメリットです。

一般的に「レバレッジ効果(テコの原理)」と呼ばれるのは、自分の少ない資金を元にして、それよりも多額の取引をすることを意味します。

カタカナでスマートに書くとあまり感じませんが、要するに担保を入れて借金をして取引をする訳です。

これが信用取引の大きなメリットであり、それと同時に大きなデメリットにもなりうる、というのは何となく伝わるでしょうか。

例えば100万円の資金を信用取引口座に入金しておけば、300円の株を1万株買うことが出来る訳です。

現物取引であれば、3000株までしか資金的に買うことが出来ないのに比べれば、低資金で大きな取引が出来ますよね。

これは特に、値動きによる差額で利益を出したいと考えている方にとって、非常に大きなメリットだと言えます。

例えば300円で買った株を320円の時に売った場合。

現物取引で3000株を買った場合には、差額20円×3000株=6万円の利益が出る訳ですが……

信用取引で10000株を買った場合には、差額20円×10000株=20万円の利益が出ることになります。

この威力は非常に大きいです。

また、証券会社から資金を借りて株を買うやり方の他に、証券会社から株券を借りてそれを売ることも出来ます。

最初に株を借りてその株を売っておき、値段が下がったらその株を買い戻して証券会社に返済する。

現物取引では絶対に買いから始める必要がありますが、信用取引では売りから取引を始めることも出来る。

この柔軟性の高さが信用取引の大きな特徴なんです。

他にも手数料が現物よりも低めに設定されている、というメリットもありますが、まあ大した話ではないのでここに書くだけにしておきます。

 

サブコンテンツ

このページの先頭へ