とるべき行動と感情の関係

トータルで負けない為には、その場で負けを確定させる行動である「損切り」をきっちりと実行していく必要があります。

何だか矛盾しているように感じることからも、これを実際の場面で実行するのが難しいことが分かるはずです。

頭では損切りをした方が良いと分かっていても、理解と納得は少し別の存在なんですよね。

また、仮に「損切りをするのは正しいことで、必要なことなんだ」と納得をしていたとしても、簡単に上手く行く訳ではありません。

この取引では絶対に損をしたくないという気持ち、これ以上損を重ねたくはないという恐怖。

今の含み損を何とか利益に変えたいという欲。

これらは人間の自然な感情ですから、そうした感情を完璧に排除して、必要な行動を断固実行するのは難しいんです。

これが、株式投資で利益を出し続けるのが非常に難しい理由です。

買った株は上がるか下がるかするしかないのだから、勝つか負けるかは50%ではないか。

そういう考え方をする人も中にはいるかも知れませんが、それは実際に株式投資をしたことがない人の意見。

実際に大きな金額をかけて株を買った時には、そこに自分の感情が大きく入ってくることになります。

それなのに、上げ下げの数字だけを見て売買をコントロールするのは、やっぱり難しいことなんです。


■感情が邪魔をする

株式投資において、損切りというのは最も重要な行動であって、それが出来なければ生き残ることは難しい。

それが分かっていたとしても、実際に損切りを何度も何度も繰り返し実行するのは至難の業です。

この難しさは、実際にやってみた私が保証します。

では「こうした方が良い」ということが分かっているにもかかわらず、それを実行出来ないのはなぜか。

これは先ほども書いたように、人間には感情という厄介なものをもっていて、機械にはなりえないから。

そしてその感情が行動を制限するからです。

正しいと分かっていても実行出来ないことって、日常生活を振り返ってみると結構あると思いませんか?

例えばダイエットとかの話だと、摂取するカロリーよりも消費するカロリーが大きければ……

健康的な体と体重を維持することが出来るし、太らずに今の体型を維持することも可能です。

これは誰しもが知っていることで、今さら改めてダイエットとか言う程の話でもないですよね。

でも、そうした原則を実際の生活に当てはめて、きちんと実行出来る人って案外少ないんですよね。

 

■正しいから出来る訳ではない

誰だって、適度な運動は健康に良い、という話が正しいことだと頭では理解することが出来ています。

でも頭では分かっているのにそれを実行出来ない。

それは、やっぱり正しいことだからという理由だけでは、実行する動機付けとしては弱いからです。

損切りもそれと似たような感じなんです。

ちょっと無理矢理な気もしますけど、分かっているけどなかなか出来ないという感覚は非常に似ています。

こうした方が良い、みたいに正解と思われる行動というのは、大抵の場合実行するのが苦しいことです。

食事を制限して運動を増やすこともそうだし、この取引は失敗だったと認めてマイナス収支を確定させることも。

だけどそれを実行することが出来れば、地味だけど確実に効果は上がっていくことでもあります。

もちろん、短期的に見れば頑張りに対して効果が上がっていないのでは、と感じる場面もあるとは思います。

3日くらい食事制限をしていても、体重が全然変わらないとか、そういうことってありますよね。

でも、半年続けていれば、程度の差はあるかも知れませんけど、効果は確実に出てくるはずです。

と、ちょっとダイエットに例えるのは苦しいですけど、それだけ株式投資に損切りは重要なことだということです。

 

サブコンテンツ

このページの先頭へ